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結婚する初婚年齢が、男性35歳前後、女性でも30歳前後と上昇していくにつれ、結納・挙式・披露宴といった従来の結婚までの道のりの形にとらわれない人が多くなってきている。
婚約指輪を買わずに済ませてしまう人が増えてきたのもその一つの傾向である。
婚約指輪は、婚約期間に着用するものであり、結納の際に、男性側から女性側に贈られることが多かった。
しかし、結納という形式ばった儀式を行わない夫婦も増えてきており、また、婚約指輪は華美なものが多いことから、結婚後につける場がない、という理由から購入せずに、その他の結婚準備費用に充てるといった考え方の人も増えてきている。
もちろん、結婚式自体を挙げない、あるいは、親族のみのごく少数の挙式・食事会のみで済ませるといった考えで、新婚旅行や新居を豪華にしたいといった考え方もある。
こうしたことから、20年程度は常識であった、「婚約指輪は、給料の3か月分」といった考え方も崩れてきているといえるだろう。
女性の側からすれば、ある一定の期間のみに着用する婚約指輪は、結婚した後たんすの肥やしになってしまう、という考え方をする人も増えてきているのは事実である。
宝飾店などで、婚約指輪と結婚指輪がセットになって着用できるデザインを増やしてきているのも、婚約指輪離れから、なんとか脱したいという考えの表れであろう。